こんにちは!いまここです。
今回は僕が、簿記3級の試験時に実践した時短テクニックを紹介します。
簿記3級の合格者の体験談をネットで読んでいると、「もっと時間があれば…」とか「簿記3級は時間との勝負」など感想が多くありました。
合格者の方々は本当にいろいろな時短テクニックを活用しており、僕も自分なりに時短テクニックを考えるようになりました。
僕の時短テクニック
結論から言うと僕が取り組んだことは、この2つです。
- 仕訳は反射的に答えられるようになる
- 勘定科目を省略記入する
①仕訳は反射的に答えられるようになる
過去問を解く中で、とにかく「簿記3級は仕訳ができなければ話にならない」と改めて感じました。
僕の場合は、仕訳を反射的に答えられるようになるために特に活用したものは簿記系Youtuberのふくしままさゆきさんの以下の2つの動画です。
最初は、動画を停止しながらでしたが、4周目くらいには一度も停止することなく9割以上は正解するようになっていました。
(ちなみに4周する間に過去問なども解いたりしていました。)
②勘定科目を省略記入する
これは多くの合格者が実践しているのではないかと思います。
僕もこれを実践し、合格しました。
“勘定科目を省略記入する”というのは、日商簿記検定試験3級の大問3や大問5を解く際にこのテクニックを活用します。
大問3や大問5を解く際 、計算用紙(※1)に多くの仕訳を書き込みますが、その際いちいち漢字で「現金」や「売掛金」を書くのではなく、自分だけが分かる表記に省略するというものです。
(※1)日商簿記検定3級の試験の際、①解答用紙、②問題用紙、③計算用紙が配布されます。
③はたいていの試験会場でA4紙の白紙が1枚配布され、計算用紙として使用します。
②と③は試験終了後、基本的に回収されず、持ち帰ることができます。
なので、当然ですがいくら計算用紙に正解の解答を書いてあったとしても1点にもなりません。
僕が使った省略表記は以下の通りです。よければ参考にしてください。
赤字の部分は僕が使っていた省略表記です。
【資産、負債、純資産】
【資産】 | |
勘定科目 | 省略表記 |
現金 | 現K、ゲ、C、G(※CはCashの略) |
普通預金 | 普ヨ、普 |
当座預金 | 当ヨ、当ザ、当 |
受取手形 | 受手、う手(※受取手数料と混同注意!) |
売掛金 | 売X、うX、U、UX |
仮払金 | 仮払K |
クレジット売掛金 | ク売K、クうX、クU、クUX |
電子記録債権 | 電債木又(※木へんに又) |
貯蔵品 | 貯 |
繰越商品 | 繰、くり |
建物 | タ、建 |
備品 | ビ、備 |
車両運搬具 | ク、車 |
機械装置 | キ、機 |
貸倒引当金(※2) | 貸引、引当 |
前払保険料 | 前ホ、前保 |
減価償却累計額(※2) | 減累、Dep累(※DepはDepreciationの略) |
建物減価償却累計額(※2) | 建累、建Dep累 |
備品減価償却累計額(※2) | 備累、備Dep累 |
(※2)マイナスの資産
【負債】 | |
買掛金 | 買X、かX、K、KX |
借入金 | 借入K |
未払利息 | 未り、未利 |
支払手形 | 支手、し手(※支払手数料と混同注意!) |
【純資産】 | |
資本金 | 資本、資 |
利益準備金 | 利準 |
繰越利益剰余金 | 繰りK、繰利剰 |
【収益、費用】
【収益】 | |
売上 | S、売 |
受取利息 | 受利 |
受取配当金 | 受配 |
固定資産売却益 | 売益、固売益 |
貸倒引当金戻入 | 貸戻、戻入、もど |
償却債権取立益 | 償取益 |
【費用】 | |
仕入 | 仕、し |
給料 | 給 |
水道光熱費 | 水光ヒ |
旅費交通費 | 旅交ヒ |
通信費 | 通信ヒ |
租税公課 | 租公 |
支払利息 | しり、支り |
売上原価 | 売原 |
貸倒損失 | 貸損 |
貸倒引当金繰入 | 貸繰、繰入、くり |
減価償却費 | 減償ヒ、Dep |
固定資産売却損 | 売損、固売損 |
法人税、住民税及び事業税 | 法住事 |
まだまだ勘定科目はありますが、僕が省略表記していたものはこのくらいです。
省略表記のポイント
自分が分かりやすい表記にすることが1番良いと思いますが、 僕が省略表記を使用したポイントは次の通りです。
・ アルファベットは多用しない
「減価償却費」を「Dep」などは慣れればいいのかもしれませんが、僕は使いませんでした。
また試験時に焦ってどの勘定科目なのか分からなくなってしまうリスクを避けました。
・頻出の高い勘定科目のみにする
過去問を何度か解いていると頻出の高い勘定科目が分かってきます。
頻出の低い勘定科目の省略表記を覚えても試験時に活用場面がなければ意味がないと感じました。
・区別が分かりづらい勘定科目は使わない
「受取手形」と「受取手数料」はどちらも「受手」と省略できてしまうので、使用しませんでした。
注意
・解答用紙は正式な表記で書くこと
練習問題を解いているうちに省略表記に慣れてしまい、本試験の際、解答用紙に省略表記で書いてしまわないように気をつけてください。
当然ですが不正解になってしまいます。
まとめ
以上が僕の簿記3級の試験時に実践した時短テクニックです。
いろいろな合格者の方の体験談を基に自分に合った時短テクニックを実践してみてください。
それでは日商簿記検定試験3級の学習、頑張ってください!
微力ながら応援してします!