
コロナ禍の今、リモートワークという言葉が定着し始めていますね。
日本中で「はたらき方」の見直しが余儀なくされ、さまざまな「はたらき方」が注目されています。
そこで、今回「はたらき方」に関係する書籍を紹介します。
今回は、紹介する本は、「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」(堀内都喜子著)です。
昨年の1月8日に発刊され、わずか2週間で第2刷が増刷されたベストセラーです。
フィンランド共和国は、面積は日本よりやや狭く、人口は 540 万人、国土の3分の1は北極圏の「森と湖の国」です。
あとムーミンが生まれた国です。
主要産業は製材、パルプ、家具製造などでしたが、近年は携帯電話などの電子・情報産業が成長して、世界の先進地となっています。
そして
有給休暇取得率 100%!
1人あたりGDP は日本の 1.25 倍!
在宅勤務3割!
2018年から2年連続で、幸福度世界 1 位です!
(ちなみに日本は、54 位→58 位→昨年度は 62 位。ますます下がっています・・・)
本書は、フィンランド(人)のはたらき方の秘訣をたくさん紹介しています。
フィンランドでは、残業しないことがステータス。
1年は11か月と割り切り、夏休みは1か月。
むだを徹底的に省く。
日常生活も人間関係もシンプル。
そのかわり、仕事も家庭も趣味も勉強も貪欲に取り組み、やりたいことはやる。
睡眠も平均7時間半。
フィンランド人の仕事文化を語る上で欠かせないのは、
「ウェル・ビーイング(well-being)=心身ともに健やかな状態」。
これが日常の基本的な考え方だそうです。
僕の周りには休職をしている先輩が2名います。
会社全体だと何人いるのかという感じです…
その内、1人はいつも頑張り屋さん。
いつもエネルギシュに頑張っていたのに、突然お休みされて、そのまま4か月が経っています。
日本人の勤勉な文化は良い面もありますが、
それが合わないという人もとても多くいます。
今回紹介した本は、企業の人事労務担当だけでなく、
4月から社会人になったフレッシュマンにもぜひ読んでほしいです。