
こんにちは!いまここです。
今回は僕の暮らしている長野県北信地域の方言を紹介します。
長野県の方言は関西や東北に比べるとマイナーな方言かと思いますが、
かわいい方言もあったりします。
長野県北信地域に移住を検討している方などに少しでも参考になればと思います。
長野県北信地域の方言を紹介
今回紹介するのは、長野県北信地域の方言ですが、
長野県は南北に長い県のため、北と南でも方言が結構違ったりするようです。
なっちょ?
【意味】どう?
【使用例】
●(かぜをひいてしまって寝込んでいる時に)具合はなっちょだ?
⇒「具合はどう?」や「少しは元気になった?」
●(桃を育てていて)今年の桃はなっちょだ?
⇒「今年の桃の出来ははどう?」
おらち/おらっち
【意味】俺の家、私の家
【使用例】
●(近所の人と立ち話で盛り上がり、立ち話も疲れるから)おらち寄っとくらい。
⇒私の家に寄ってください。
【ちなみに】
「おらほ」と言ったりもします。
せう
【意味】言う
【使用例】
●(ある口約束を言ったか言ってないか揉めた時に)そんなことせったかや~
⇒そんなこと言ったかな。(「せう」の過去形が「せった」になります。)
【ちなみに】
「せったかせわねかせってみろ」という言葉があります。
意味は「言ったか言ってないか言ってみろ」ですが、ほぼ日常では使いません。
呪文みたいですよね。
にやか
【意味】にやか
【使用例】
●(夏祭りが賑やかに開催されている風景を見て)「にやかだな~」
⇒にぎやかだな~
【ちなみに】
親戚などが集まって宴会している時にも「今日はにやかだな~」って言ったりします。
わにる
【意味】人見知りをする
【使用例】
●(親が子どもを近所のおばあちゃんに連れて行ったときに、子どもが親の後ろ隠れ、人見知りしている姿に、おばあちゃんが)「まぁ~わにちゃって!」
⇒「まぁ~人見知りしちゃって!」
【ちなみに】
反対に人見知りしない子に対しては、「わにない子だね~」って言ったりします。
年配の方が、小さい子どもに対して使うことが多いです。
なから
【意味】だいたい、ほぼ、ほとんど
【使用例】
●(親が小学生の子どもに宿題の進捗状況を確認したときに、子どもが)「なから終わったよー!」
⇒「だいたい終わったよー!」
●(家の掃除をしていて、大体掃除が終了するときに)「なからいいんじゃない」
⇒「だいたいきれいになったんじゃない」
【ちなみに】
今の小学生はほとんど使わないと思います。
ほとばす
【意味】水に浸す
【使用例】
●(ご飯を食べた後、そのままにしておくとお茶碗がカピカピなってしまうので、)「しっかりほとばしといてね!」
⇒「しっかり水につけておいてね!」
【ちなみに】
僕も夕食後の皿洗い担当になっていますが、お茶碗をほとばしてないとイライラします!
べちゃる
【意味】捨てる
【使用例】
●(生ごみが出た時に畑に)「そのゴミ、べちゃっといて」
⇒「そのゴミ捨てておいて」
【ちなみに】
僕の周りでは「べちゃる」の使用例は、ゴミ袋にまとめてあるゴミを地域のゴミ捨て場に持って行くときには、この「べちゃる」は当てはまりません。
ゴミ箱やゴミ袋にゴミを捨てることを「べちゃる」と使います。
のくとまる
【意味】温まる、暖まる
【使用例】
●「お風呂に入って、のくとまっておいで」
⇒「お風呂に入って、温まっておいで」
【ちなみに】
「おこたつに入る」ことを「おこたにあたる」と言います。
なので「おこたつに入って温まって」は「おこたにあたってのくとまりな」と言います。
「のくとまる」って方言のひびきが昔から大好きです。
最後に…
今回紹介したのはほんの一部です。
また長野県の北信地域だけでなく、長野県全域で使われていたりもします。
以前、全国放送のラジオで長野県の方言を「信州弁」と言っていましたが、
地元民としては、あまり「信州弁」という言葉は馴染みがないように思います。
今後もユニークな方言があったら、更新していきます。