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【近代日本地図の父】伊能忠敬を英語で紹介

伊能忠敬

こんにちは!いまここです。

今回は、僕が尊敬する歴史上の人物の一人、伊能忠敬を英語で紹介します。

重要な単語や熟語は、赤マーカーを引いてあります。

また固有名詞も簡単に説明を加え、リンクをつけてあるので、参照してみてください。

伊能忠敬を英語で紹介

伊能忠敬の功績とは

◆Ino Tadataka was a merchant in a Sawara,Shimousa province.

→伊能忠敬は下総国佐原の商人でした。

  • merchant:商人
  • province:州、省、地方
  • 下総国:現在の千葉県北部と茨城県の一部

◆When he was 50,left his business up to his son and retired.

→彼は50歳のとき、商売を息子に譲って隠居しました。

  • leave ~ up to :~を(人)に任せる
  • retire:退職する、引退する、隠居する

◆After that, he went to Edo to study astronomy because he was always interested in it.

→そして彼は以前から興味のあった天文学を学ぶために江戸へ出ました。

  • astronomy:天文学
  • be interested in ~:~に興味がある

◆In Edo, he studied astronomical observation, Western mathematics, and surveying under a government astronomer,Takahashi Yoshitoki.

→彼は江戸で天文方の高橋至時に師事し、天文観測術や西洋数学、測量術などを学びました。

  • astronomical observation:天文観測、天体測量
  • western mathematics:西洋数学
  • surveying:測量(術)
  • government astronomer:天文方(江戸時代、天文、暦算に従事した幕府の職名)
  • 高橋至時:江戸中期の天文学者。伊能忠敬に測量技術を教えた。

◆In 1800, the shogunate allowed him to make a survey of Ezo.

→1800年、彼は幕府から蝦夷地の測量を許可されました。

  • shogunate:(日本の)将軍職、幕府(時代)
  • make a survey of ~:~を測量する、実測する
  • allow ~ to …:~が…することを許す(認める)
  • 蝦夷地:明治以前の北海道・千島・樺太(からふと)の総称。

◆It took Tadataka and others about 180 days to research Ezo, and they completed an eastern Ezo map.

→忠敬ら一行は、およそ180日かけて蝦夷地を調査・測量し、蝦夷東部の地図を完成させました。

◆His map was highly valued because it was very detailed, and he was ordered to make a map of the entire country by the shogunate.

→地図の正確さで高い評価を受けた忠敬は、幕府から全国の測量を命じられました。

  • be highly valued:高く評価されている、もてはやされている
  • detailed(形容詞):詳細な、綿密な、細かな
  • be order to ~:~するように命じられる
  • entire:全体の、全部の

◆Tadataka walked all around Japan and surveyed for about 17 years.

→忠敬は、およそ17年間かけて日本全国を歩いて測量をしました。

  •  survey:調査する、測量する

◆Tadataka almost finished surveying all of Japan at the age of 71, but he died of a disease before the map was completed.

→忠敬は71歳のとき、ほぼ全国の測量を完了しましたが、地図の完成を前に病気のため亡くなりました。

  • at the age of ~:~歳のときに
  • die of a disease:病気にかかって死ぬ、病気で死ぬ

◆His pupils took over this work and completed an atlas of all his survey work entitled The Maps of Japan’s coastal area.

→忠敬の弟子たちが地図を作りを引き継ぎ、3年後に、「大日本沿海輿地全図」が完成しました。

  • pupil:弟子、生徒
  • take over:引き継ぐ、引き受ける
  • atlas:地図帳
  • entitle~:~という名の、~と題する
  • The Maps of Japan’s coastal area:大日本沿海輿地全図

◆These maps are as accurate as those of today.

→これは、現在の地図とほとんど変わらない正確な地図でした。

  • accurate:正確な

伊能忠敬の偉大さ

僕が特に伊能忠敬を尊敬する理由は、その「行動力」です。

読んでいただいた通り、彼が実測による日本地図を完成させるために動き出した時の年齢が50歳でした。

現代であれば車もありますが、伊能忠敬は歩いて日本を回っています

現代で同じ行動を起こし完成まで辿りつける人はどのくらいいるでしょうか。

彼が測量を始めたばかりの頃は、幕府から資金援助もない中での測量でしたが、

その後地図の正確さが認められ、その後幕府公認として測量にあたることができました。

これは僕の推測ですが、彼が実測による日本地図完成のために行動できたのは、

その中に「楽しさ」を見いだせていたからではないかと思います。

彼が作る以前の地図は、正確さに欠けており、日本の形が不明確なものでした。

何事も楽しさがなければ続けられないように、伊能忠敬は測量を重ねる度に、

日本の正確な形が明らかになることに喜びや楽しさを感じていたのではないかと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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