
こんにちは!いまここです。
僕が以前、長野市にある「むくろじ小児科」の先生とお話しをさせていただいた時に勉強になったことがありましたので紹介します。
街中にあるクリニックや診療所は、施設名に佐藤医院(例)や鈴木クリニック(例)など先生ご自身の名前を入れている施設が多いと思います。
ですが「むくろじ小児科」は先生のお名前ではありませんでした。
なぜ「むくろじ小児科」という施設名にしたのか、先生にお聞きしたところ「むくろじ」という「木」の名前が由来しているとのことでした。
「むくろじ」は、高さ15~20mくらいになる落葉樹の木なのですが、この「むくろじ」を漢字で書くと「無患子」と書きます。
「子が患わ無い」と書くため、昔から神社の境内、公園、学校に多く植えられてきました。
また「むくろじ」の木の種は、縁起の良い種として、子どものお守りにもされてきました。
現代のお正月にやっている姿を見ることが少なくなった羽子板ですが、羽子板で使われる羽根についている黒い玉は、「むくろじ」の木の種が使われています。
この羽根は、昔子どもに病気をもたらしていた蚊を食べてくれるトンボに見立てられており、子どもの無病息災の願いが込められている遊びなのです。
あと1ヶ月ほどで新年になりますが、改めて子どもと羽子板をやってみるも良いですね!